――あわこころ。――

かみさま、神様。
いっそ全て壊して頂戴。
何も考える必要のなかった頃の様に。
嫌いになる事で理性を保とうとする。
この私を愚かだと嘲笑いますか?

あなたが欲しいのは明確だと云うのに。
あなたから欲しいものが見つかりません。
あなたから欲しい言葉が見つかりません。
大好きな曲達の歌詞が頭を過ぎって。
此れが如何に巷に有り触れた心情なのかと。
思わせます。

嫉妬で満ちた心の器。
粉々に打ち砕いて頂戴。
最早何も感じたくはないのです。
苦しみたくはないのです。
恐れたくはないのです。

いっそ嫌いになって下さい。
全部断ち切って下さい。
そうして忘れさせて下さい。
そうすれば何も恐れる事はなくなるのでしょう。
そうすれば何も怖がる事はなくなるのでしょう。

あなたは誰に対しても等しく、優しい。
そして誰に対しても等しく、優しくはないのですね。
自惚れた私を嘲笑いますか?

広い海へと沈みたい。
高い空へと昇りたい。
あなたの居ない世界へ沈みたい。
私の居ない世界へ昇りたい。
そうすれば、最早。

何を感じる事も出来なくなって。
苦しまずに済むのでしょうか?



 

つらいのはもういやなの。答えを。応えを頂戴よ。(2006/06/04)