――蝶々――

君は蝶となりて
ひらりひらりと
大空へ飛び立った

僕が手を伸ばして
掴もうとしても
時は既に遅かった

真っ白な君は
真っ青な空に憧れた
そうして君は
遂に僕の元へは戻らなかった

そうして君が居なくなった事を告げる煙が
あの空を汚し
僕は
君の香残る籠を遂に捨てる事は出来ない

 

課題で使おうとして止めた。(2005/05/20)